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スタッフの成長を促すにはどうすればいいでしょうか?

保険会社の研修制度から帰ってきたスタッフの育成について悩んでいます。将来後継者として期待しているのですが、どう成長を促せばいいでしょうか?

仕事を「振る」のではなく「任せる」を実践しましょう!

ズバッ!と回答

◯将来会社の後継者含みで、保険会社の研修制度を活用している代理店さんは多いです。ただ、保険会社で育成するのは「業務知識」がメインであり、プラス多少の「セールススキル」が身につくというのが実際のところではないでしょうか。ましてや「マネジメントスキル」などは自社で育成すべき課題です。

◯ところが多くの代理店さんを見ていると、研修制度から戻ってきたスタッフに翌日からすぐ様々な仕事を「振っている」ように思います。典型的なのは経営者の契約更改を振る、ターゲットリストを元に訪問を振る、勉強会などの資料作成を振る、などです。

◯仕事を「振る」というのは、様々な考案や判断が不要なレベルまで細分化した作業を指示通りにこなしてもらうということです。振られた本人は、仕事の全体像が見えていないことが少なくなく、失敗した場合の責任や達成した時の功績とも無縁です。これではいつまで経っても成長にはつながりませんよね。

◯ではどうすればいいか。それは仕事を「振る」のではなく「任せる」ということです。仕事を「任せる」というのは、ある程度の決定権を託し、進め方などもそのスタッフの裁量で、責任を持ってやってもらうことです。仕事を進めるにあたり、社内や取引先との人間関係、利益などとも真剣に向き合うことになるため、会社への理解度も深まるでしょう。

◯振られた仕事をただ指示通りこなすのではなく、自分の仕事としてやりくりすることで人は初めて、仕事にやりがいや面白さを感じることができます。達成感も得るものも大きく違うため、仕事を「振る」スタンスから「任せる」スタンスに方針を変えた会社ではスタッフの離職率が下がる可能性も高まります。

◯とはいえ、実際、仕事を「振る」よりも「任せる」方が難しく、勇気がいるものです。一番大切なのは、明確なゴールを共有すること。何のための仕事かをはっきりさせ、同じゴールを意識することです。また、過去の経験談など、必要に応じて道しるべになるアドバイスを与えることも大切です。あとは、仕事を任せたスタッフを信じ、行き詰ってもサポートに徹すること。始めは頼りなくイライラすることもたくさんあると思いますが、繰り返し責任のともなう仕事を「任せる」ことでスタッフは着実に成長し、欠くことのできない戦力になってくれるはずです。

いかがでしょうか。「振る」のでは「任せる」というスタンス。いまひとつ社員が育たないとお悩みの方は、仕事の与え方を今一度見直してみてはいかがでしょうか。

Vol.87 2017.04